大人の考える技術

若林計志が経営・MBAのフレームワークやマネジメント理論を応用しながら、ビジネス・社会問題を考察します

2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

第5段階:新しい組織のかたち(組織の法則:会社成長の5段階説)

「君主論」で有名なイタリアの政治学者マキャベリはこんな言葉を残しています。 「天国へ行く最も有効な方法は、地獄へ行く道を熟知することである。」 これを組織論に当てはめれば、本当に良い組織を作るには、キレイごとや成功事例のような「光」の部分だ…

第4段階:部分最適化とイノベーションのジレンマ(組織の法則:会社成長の5段階説)

グレイナー制約成長論の四段階目です。

第3段階:宦官と武闘派の戦い(組織の法則:会社成長の5段階説)

だんだんと権限委譲が進む中で、管理との最適なバランスを模索するのがこのステージです。 目覚ましい成果を出す現場マネージャーがあちこちで頭角を表す一方で、経営幹部の一部には、自分たちの指示を素直に聞かなくなることを懸念したり、将来の自分の地位…

ソーシャルラーニングが今後のEラーニングのキー

教育ITフェア@ビッグサイトでソーシャルラーニング&ゲーミフィケーション系をやっている企業を見てきました。 数は多くありませんでしたが、数社だけ有望な会社を発見して話を聴いてきました。 「ソーシャルラーニング入門」(日経BP)に載っていますが、社…

行政改革の鍵はKPIの変更

省庁や公共団体の方々とお話することがたまにあるのですが、私がお会いする方は本当に良い方が多いし、どちらかといえば、世の中の役に立ちたいと思っている熱いハートを持っている方ばかりです。 その一方で、上にいくほど縄張り意識が強くなり、縦割り行政…

自己啓発本のベースは「行動コントロール」でできている

以前に、ベストセラー「ストーリーとしての経営戦略」(東洋経済)の著者である楠木先生が、読者からすぐに「使えるスキル」が書かれていなので、読者から毎日のように「金返せ!」というニュアンスの怒りのお便りをもらっていると、やや自嘲気味に書かれた…

マネジメントコントロール(MC)とバランストスコアカード(BSC)

戦略を実行に落とし込むための「マネジメントコントロール」という学問分野があります。この世界の重鎮と言えば、ハーバードビジネススクールで長年教鞭をとったロバート・アンソニー(Robert Anthony)です。アンソニー教授は2006年に逝去されており、同僚…

第2段階:家業から企業への脱皮(組織の法則:会社成長の5段階説)

社長自身のリーダーシップに加え、何人かの実務マネージャー(いわゆるNo.2)に支えられることで、会社は成長のきっかけを掴みます。会社が小さい頃はそれぞれの社員が一人何役もこなしますが、この頃から、だんだんと営業部、経理部、総務部といった役割分担…

第1段階:ゼロからイチをつくる(組織の法則:会社成長の5段階説)

起業家精神あふれる創業者が、志を持って新しい会社をつくるのが最初のステージです。 パナソニック創業者の松下幸之助氏をはじめ、京セラ創業者の稲盛和夫氏など、時代を作った多くの創業経営者が起業した直接の理由は、当時勤めていた会社で保守的な「上司…

「大組織のスピードを上げる」米軍式4つのメソッドを読む

プレジデントオンラインに「「大組織のスピードを上げる」米軍式4つのメソッド」という興味深い記事が載っています。 主旨としては「組織を階層型からネットワーク型に変え」「目的を共有し」「仲間意識を生み出し」「異論を受け入れる」ということで、当た…

年収1億円 or 100万円の世界(世界同一賃金のユニクロとグローバル化)

最近やたらユニクロが叩かれていますが、労働環境の改善問題と、『世界同一賃金』(年収1億円か100万円)というグローバル化の問題は全く別次元の話で、別に議論すべきものです。 昔、ニューヨークで就活したときに、同じ日本企業でも国内採用と現地(ア…

英語発音RPG トイクルクエストライト版&バージョンアップ

4月1日に初めてのiPhoneアプリ「英語発音RPG トイクルクエスト」を出して以来、カスタマーレビューにいろいろな声が寄せられていました。それらを反映した2つのバージョンをリリースしました。 1)「トイクルクエスト ver.1.2」 2)「トイクルクエスト …