大人の考える技術

若林計志が経営・MBAのフレームワークやマネジメント理論を応用しながら、ビジネス・社会問題を考察します

環境コントロール

ボランティア組織に学ぶ「未来の会社」における動機付け

以前に大学ゼミで講演させていただいたときに、学生さんから 「就活先の会社の社長さんと、ボランティア活動と営利活動の違いについて話したんですけど、どう思いますか」 という質問を頂いた。 ドラッカーの「マネジメント」に、その答えを言っているキレの…

「見える化」がモチベーションを上げる(大人の社会見学とホーソン効果)

まずはこの工事現場の写真をご覧ください。 「魅せる現場 魅せる仕事」 と大きく書いてあります。これは現場で工事している人にどんな心理的影響を与えるでしょうか?「安全第一」「指差し確認」のような”上から目線”の標語よりも、「子どもに自慢できるよう…

フィーリングを重視した採用活動

企業の採用活動における面接とは、言って見ればお見合いです。うまく行けばお互いハッピーですし、そうでなければお互いに取って不幸です。 「安定」を求める人が、「挑戦」を重視する会社に入っても結局うまく行きませんし、逆も然りです。 学歴や容姿だけ…

落第生の問題(経営理念と評価軸をアラインメント)

昔から良くある話ですが、日本の大学では落第生が多いと補助金がカットされるため、ダメな学生でも、パスさせるケースが結構あります。(*日本語が怪しい留学生も含む)。でも本来の主旨が「高度な資質を備えた人材の輩出」であるとするなら、「落第させな…

実践コミュニティ(COP) :よもやま話が共有できて、はじめて知識が伝わる

失敗をどう活かすかという「失敗学」の研究で知られる工学院大学の畑中洋太郎教授によれば、失敗事例を共有するために企業内で使われるデータベースには、通常 「原因」「結果」「対策」 の3つしか記録されません。 例えば、新型コピー機の商談で失敗したと…

コンフリクトを前向きに捉えるマッキンゼー

ベストセラー「採用基準」の著者でマッキンゼーの元採用担当者の伊賀さんのコラムが面白い。 伊賀さんが所属したマッキンゼーのように、コンフリクトを前向きに受け入れるカルチャーを本当に浸透できたら、組織に官僚化は起こらないだろう。でもそれを可能に…