大人の考える技術

若林計志が経営・MBAのフレームワークやマネジメント理論を応用しながら、ビジネス・社会問題を考察します

洗浄後のおしりがちゃんと乾く洗浄乾燥便座

めちゃくちゃおしりが乾くのが売りの最新便座が届きました。クラウドファンディングで先行発売していた「WaterX エクストリーム」という商品なのですが、最も大きな特徴は特許取得の超強力ドライヤー機能。

 

ちょっと昔、洗浄便座(ウォシュレット*)メーカーはこぞって、洗った後のおしり乾燥機能をつけていたのですが、正直しょぼすぎてほぼ乾燥せず、僕も殆ど使わなかったし、実際ほとんど普及しなかったようです。

 

*ウォシュレットはTOTOの登録商標ですが、ウォークマンや宅急便と一緒でその商品カテゴリーの代名詞になるほど有名です。

 

その不満を解消するために元リクシルのエンジニアが起業してまで作ったのがこの便座。

onlab.jp


実際使ってみると、かなり強力な温風がピンポイントで当たるので、ほぼ1分ぐらいでさっぱり乾燥します。開発者の狙いとしては、

 

・腰を曲げるのが辛い高齢者
・紙がガンガン流せない中国

などでの普及を狙っているそうです。

 

そういえば、以前オーストラリアに行ったときに、空港トイレにダイソンの超強力なハンドドライヤーがあって、そのパワーに感動したことがあります。

 

この便座の温風も十分強力ですが、さらに強くして30秒ぐらいになるともっとインパクトがあっていいなあと思います(取材も受けやすくなるかも)。

 

ただあまりパワー強いと、音がうるさかったり、火傷のリスクとかするかな。実売は8−9万円ぐらいになるそうですが、ぜひヒットしてもらいたいものです。

iOS プッシュ通知に必要な「p12形式」が選択できない件の解決法

毎年1月は、アプリのプッシュ通知の証明書の更新が必要となります。これが毎年なかなかすんなりとは行かず、気分的にもブルーなのですが、しょうがないので今年もチャレンジしました。

 

こういう情報を見ながらチャレンジするのですが・・・

qiita.com

予想通りとはいえ、なぜか更新に必要な「.12P」だけ選択できません。

 

他にも悩んでいる人がいないか検索してみると、情報があるにはあります。

qiita.com

 

アドバイスとしては

 

・「左のキーチェーン欄にてログインが選択されているか、上の項目欄で「自分の証明書」が選択されているかを確認して下さい。」

・「My Certificatesから選択してエクスポートすると.p12形式できると思います。」

 

とかいろいろ書いてあるのですが、ドンピシャな答えがありません。というのも、キーチェーンの中にある「My Certificate(自分の証明書)」に、AppleサイトからダウンロードしたAPNsファイルが表示されないのです。

 

「困ったなあ」

 

と2時間ほど試行錯誤。ほぼ挫折していたのですが、ダウンロードしたAPNsファイルを手順通りにダブルクリックするのではなく、無理やりマウスでドラッグして「My Certificate(自分の証明書)」にドロップしたら、なんとちゃんと読み込まれました。

 

当然、.P12で書き出すのも成功。。。

 

こういうのが本当にストレスなんですよね。。。来年はこの作業から開放されるために、マニュアルを作っておこう、毎年思うのですが、Appleのサイトもどんどん更新されるので、結構UIが変わったりしていて、そのままは使えないんですね。

 

SSLの更新も若干面倒なので、来年はSiriかChatGPT先生が自動的にやってくれるようにして欲しいところ。

「できたこと」より「できなかったこと」が気になる?日本人の自己効力感が低いのはなぜか?

高齢化が進む日本では、元気なシニアがどんどん増えています。一般的には60歳が定年ですが、最近は、60といっても見た目では40代に見えるような人も多く、生物学的に体内年齢もそれに近い人が多いのが実際です。

 

つまり一昔前の「シニア」=じいさん、ばあさん、というイメージと現実は乖離しているのですが、社会の仕組みはそうではないので、力を持て余している60代以上がどんどん増えているのが日本の現実です。

 

仮にこの層を「ニューシニア」と呼ぶとすると、このニューシニアが日本の戦力になることが、今後の日本の人材力を決めると思うのです。

Created by DALL·E 3

ところが(主観ですが)この「ニューシニア」がなかなか戦力になっていません。そして、そのコアの理由は

 

自分を客観的に評価できない

 

ことではないかと思ってます。先日も”まいばすけっと”(イオン系のスーパー)で、

「ニューシニア」っぽいおじさんが、レジの店員に向かって「早く会計しろって言ってるだろ」と怒り口調で店員に命令していましたが、こういう人が上司だったら、一緒に仕事をしたい人は現代にはあまりいないでしょう。

 

おそらく年功序列の会社でずーっと仕事してくると「自分が偉そうである」「会社の肩書がなけれれば、誰もあなたに従わない」という簡単な事実が認識できなくなって一般社会でバグを起こしてしまうのです。(怒りが抑えれなくなるのには、ホルモンバランスの問題ももちろんあるでしょう。)

 

だからこそ、(表立ってはそうは言いませんが)偉そうな人が社内政治力で抵抗しないように、年齢で一旦線引をして定年退職をさせた後で、ハレーションを起こさないように、能力ベースで雇いたい人だけ再雇用するという意味不明な行為が行われている訳です。

 

こういう「エラソーおじさん」問題を解決せずに単に定年制の延長を義務付けるようなことをやったら、能力のある人ほど転職してしまうでしょう。

 

さて「ニューシニア」が戦力にならないもう一つ大きな要因は、自分の能力を過小評価してしまうか、マーケット価値がわからないという問題があります。

 
その原因は、学校や会社での自己成長の過程において培われたある思考の癖です。

 

具体的には

 
「これだけしかできなかった私が、こういうことができるようになった」
「これだけゴールに近づいた」
 
という「成果」側を認識するのではなく、
 
「やってみて、こういうことを学んでいかなければならないと気づきました」
「こういうことがまだまだできていません」
 

というギャップや「問題点」に気づく方が、なんとなく心地よく感じてしまう悪い癖です。
 
その方がなんとなく求道者のようにストイックな感じがするし、「お前、立派なことに気づいたな」と周りに評価されるんじゃないかと無意識に思ってしまうのです。
 
この会社や学校で身につけた(というより洗脳された?)減点法による
 
「問題点に気づく方が偉い病」
 
をひきずって、いい大人になってもみんなで自虐的に「反省会」をやってしまうあたりが悲しくて、日本のエンゲージメントを低下させている主要因ではないかと思うのです。

 

ちなみにエンゲージメント調査は毎年世界的に行われていて有名なのはギャラップの調査ですが、毎年日本は最低レベルです。

もちろん、これには「謙遜」など、日本的な美徳が多かれ少なかれ影響しているのではないかという指摘もありますが、そのよき文化が逆作用して、いつまでも自分の能力を客観的に認知できなくて、「やりがい搾取」状態になっている事例も少なくありません。

 

 余談ですが、アメリカ人やオーストラリア人と仕事をしていたとき、彼らが大失敗をした時に「I 'm very sorry」というかと思ったら「Thank you for pointing me out」と明るく言われてコケそうになりましたがずっとこの調子なので、そんなものかと感化されたのを思い出します。(もちろんそこから学ぶのですが。)

 

人を成長させる企業では、「伸びしろ」を自己認知させるために「何ができるようになったのか」を徹底的に言語化するプロセスを人材育成に実装しています。

 

言い換えれば、自己効力感(Self-efficacy)を自分で客観的に認識することで、マーケットで戦う際の「自信」になるのです。

 
これがすっぽり抜けているがために、会社員時代に「すごいこと」をやってきたのに、それが客観的に認知できなくて、定年後に

 

「私なんて大したことないんです・・」

 

と卑下して、周りも本当にその通りに扱ってしまい、損をしているシニアってたくさんいると思うんですよね。(まさに自分で自分の言ったことをそのまま実現しているわけです)

 

例えば、音響メーカーで、こだわりの音を出すスピーカー設計に人生の大部分を捧げてきたのに、定年退職後はシルバー人材センターで、近所の草抜きをしているような感じです。

もちろん、職業に貴賎はないのでそれが悪いわけではないですが、価値が理解されていない点でマーケットのミスマッチが起こっており、大変もったいないと思うのです。

 

自己成長・価値を認知するプロセスをきちんと人材育成にインストールすることで、会社も、社会も、個人も得をする「三方よし」が達成できるんじゃないかと思わずにはいられません。

オンライン講義動画を作成するなら「ZOOM録画」より「パワポのカメオ(レリーフ)機能」

講義スライドと講師が映ったEラーニング向けの「オンライン授業動画」を作るなら、パワーポイント(パワポ)のカメオ機能がおすすめだ。

 

youtu.be

 

以前、この手の動画を作ろうと思ったら、

1)Adobe Presenterなどの専用アプリを使う
2)Adobe Premiere Pro/Final Cut Proなどの編集ソフトを使う
3)ZOOMのクラウド/ローカル録画をエクスポートする

 

みたいな方法しかなかった。最も手軽なのが上記「3」だが、どうしても一旦ネットを経由するので動画の解像度が低い

 

また後で動画を見返したときに、部分的に修正したい箇所が見つかると、結局編集ソフトに頼るしかない。

 

そこで「何か良い方法はないか」と調べていたら、2022年の年末ぐらいから、Microsoft 365版のパワポで「カメオ(レリーフ)」という機能が使えるようになっていることが分かった。(もちろんMAC版も)

hamachan4.exblog.jp

以前のバージョンのパワポにも、この機能はあったが、制約が多く、しょぼくて使う気になれなかったのでスルーしていた。しかし現在のバージョンは自由度が一気に広がり結構使える。

 

(レリーフを押すと動画の埋め込み枠が設定できる)

 

使ってみて、なかなか良いのは「ページごとに動画が分割して記録される」点。後でパワポのタイポ(誤字)を直せたり、スライドを削除したり、追加したり、入れ替えたりする編集が圧倒的に楽になっている。

 

ペンツールも使えるので、録画しながらスライド上で文字を囲んだり、文字を書いたりすることもできるし、ローカル録画なのでPC付属のカメラを使ってもそれなりに解像度も高い

 

さらに講師の動画も、スライドページごとに形や位置や、サイズを自由に変えられるのも良い点だ。(ZOOM録画だと、講師動画は右上に小さくしか表示されない)

 

これらの編集を全部パワポ上で完結できるので、編集ソフトが苦手な人でも、パワポさえ使えれば、講師一人で立派なEラーニング動画をできてしまう。

 

全てをチェックし終わったら、パワポの「エクスポート」からmp4で書き出せば、動画作成完了だ。(最近のYouTubeは4K対応するので「プレゼンテーション品質」を選んでエクスポートしてもOK)

ーーーー

敢えて難点を挙げると、ZOOMのようなノイズキャンセリングがついていない事。したがって、収録するときは

 

1)静かな部屋を確保する

2)ノイズキャンセリング機能付きのマイクを使う

3)編集ソフトでノイズを消す

 

のチョイスになる。私は普段Apple のEarPodsを使っているがノイズキャンセリングが入っていないので、エアコンの音などのホワイトノイズがやや気になった。

www.apple.com

ノイズキャンセリング付きのAirPodsなら多少マシかもしれない。(ただマイク側にノイズキャンセリングがついているかは不明。また絵面的にはイヤホンがついている姿はいまいちかも。。!)

www.apple.com

SONYの4000円ぐらいのコンデンサーマイク(SONY ECM-PCV80U)も試したがイマイチ。(ホワイトノイズ問題で)

 

音声配信の録音はマイクが便利!ソニーのPCマイク「ECM-PCV80U」をMacで使ってみた。

 

手元にあった「インスタ360」の内蔵マイクを使ったら、こちらの方が音声がクリアでノイズキャンセルもしてくれてGOOD。

それでもダメならノイズキャンセルアプリを使うか、編集ソフトでノイズレベルを下げればOK。

 

いづれにしても、当面お世話になることになりそう。

ビジネスにおけるミッションを見つける3つの質問

最近、自社の新規事業を考えたり、新規事業について企業研修の依頼をいただくことが増えてきました。このテーマで参加者のリアクションをみていて面白いのは、明らかに「ピンときている人」と、「まったくピンときていない人」が明確に分かれることです。

 

ロジカルシンキングや問題解決研修では、ここまで極端に差が出ることはありません。


「なぜこんなに差が出るのか」と考えていたのですが、 結局「人生でどこに行きたいか?」というゴールに関わってくるんだろうという結論に至りました。

 

そこで「人生のゴール」を炙り出すのに適切な3つの質問を考えてみました。

 

1)「これはおかしい」と怒りを感じたこと(現在感じていること)
2)「この人を助けたい」(or 喜ばせたい)と思ったこと
3)「なんでこんなにいいものが世の中に知られていないんだろう」と思うこと

 

言い換えれば、これらは直感的に

「現状」と「理想」のギャップを感じている状態、リクルート風に言えば不満の「不」を示しています。この不満がなければ、何かにチャレンジするための自分をドライブさせる熱意も湧かないので、まだアクションを取る時期ではないということです。

 

逆に、不満を感じているなら、その「直感」を「論理」に転換することで解像度を上げ、ゴールを明瞭にすることが重要になります。

 

 

さて、この不満(不条理)を感じる状態には上記図の通り3パターンがあって、その問題に対するリアクションの仕方が人生を作ると言っても過言ではありません。

 

気をつけたいのは「怒り」を感じているパターンで、怒りを発生させている「原因」にフォーカスして、会社組織やら上司を責めるパターンに陥っている場合は、大体においてドツボにハマっています。(もちろんクソ上司はいます)

 

30代前半までは、私もそういう思考にハマっていたのでよくわかりますが、不満なのに会社を飛び出す勇気もなく、かといって社内で具体的アクションも取らず、ずっと陰で悪口を言っていると、だんだんと同じような思考の人を引き寄せます。

 

45歳を過ぎて「会社のせいで***できない」などとウジウジ悪態をついている人を見ると、この人は50になっても、60になっても同じことを言い続けて人生を終わるんだろうと容易に想像できますが、ネガティブな人がネガティブな人で、案外波長が合う仲間がいるので、無理して交わらなければ良いだけです。

 

さて10年前に当時働いていた会社を辞め、起業しようと思ったのは、不満の「原因」側に囚われて時間を過ごすのではなく、「だからどうしたらいいか」「自分だったらどうするか」という未来側にフォーカスして、代替案を作ってしまう方が良いんじゃないかと思ったからです。

 

上司がどれほど馬鹿だとしても、その人の人格を変えるのは基本的に無理ですし、もしムカつく相手を改心させるために、仮に自分の人生の5年を費やすのだとしたら、そのパワーをもっとポジティブな方向に注いだ方がよっぽど生産的です。(そのシチュエーションのど真ん中にいると、意外とそのことに気づかないんですが)

 

そう考えて、未来のための仕事をしていると、今度はそういうポジティブな人と自然に波長が合うようになります(逆の人は避けるようにしていますし、そうしなくても自然に離れていきます)


もちろん怒りから完全に解脱できるほど、私は人間ができている訳ではありませんし、むしろ「怒り」が新しい行動を起こす原動力にもなっている側面もあります。要は、そのベクトルの先をちょっと変えるだけだと思うのです。(仏教の教えでは「心の中の鬼」のコントロールだというんだそうです)

 

さて、不満を感じた時に、私たちの目の前には常に2つの選択肢が現れます。

 

「変える」
「順応する」

 

ここでジョブズがいう「この世の中はあなたより賢い人が作ったわけではない。だから変えられる」というメッセージが重要です。そう。私たちは自分の手で未来を変えられるのです。

 

 

「ギャップは解消されるべきだ」と評論家的に嘆いたり、つぶやくだけでなく、実際に脳に汗をかき、手を動かして具体的に解消しようとする人が「起業家」であり、本当世界を変えられるパワーを持つのがビジネスです。

 

これを社内で実行できるなら「社内起業」(新規事業)すればよいし、外でしかできないなら「起業」ということになります。(そもそも明確なゴールがなければ、ノーアクション)

 

例えば「なんでこんなにいいものが世の中に知られていないんだろう」と思うことは、他の人に見えていない本当の価値が、自分にだけ見えているということを意味します。

宇宙の神秘でも、生成AIの可能性でも、何かの価値を伝えられるのは、本人やそのモノ自体より、実はそれに感動しているストーリーテラーではないかと改めて思います。そう。感動なのです。そして、その感動を伝える行動こそが、自分自身の表現だと言い換えられます。

 

その意味で、下記の動画でいう「一見「孤独なバカ者」を本物のリーダーにする人」の存在が極めて重要なのです。

TED「社会運動はどうやって起こすか」(3分)

www.ted.com

 

普通のビジネスパーソンなら、別に新しいことにチャレンジしなくても、毎月定額の給与が保証されます。不満があっても、転職も独立といった具体的なアクションを取らず、同僚に上司や会社の愚痴を言って満足してだけならノーリスクです。

 

逆に具体的に新しいことをやれば、必然的にぶつかったり、仕事が増えたり、新しい責任を負うわけで、そのマイナスを乗り越え、新しいことに挑戦するには「こういうことを成し遂げたい」という健全な「欲」が必要となります。

 

ある意味では、現状に安住しない、良い意味での「エゴイスト」であることが要求されるのです。

京セラ創業者の稲盛さんはこれを「強烈な願望」と表現し、USJを復活させた刀の森岡さんは「欲」と表現したりしますが、本質は同じです。

 

xtrend.nikkei.com

 

youtu.be

 

最後に、名著「ビジョナリーカンパニー」で紹介される”ハリネズミの法則”によれば、下記の3つの条件が重なる事業に、会社のリソースを集中させることが成功のための共通点であるとされます。

 

1)自分が心から情熱的になれること

2)世界一になれること

3)経済的な原動力になるもの

 

まさに「過去に「これはおかしい」と怒りを感じたこと」「この人を助けたい」(or 喜ばせたい)と思ったこと」「「なんでこんなにいいものが世の中に知られていないんだろう」と思うこと」から、モチベーションの源泉を探ることは、自分たちが心から情熱的になれることを探るための質問なのです。

「怒り」から「使命」へ:人生の目的を見つけるには?

私がEラーニングやオンライン研修などで、長年社会人のマネジメント教育に関わっている根底には、かつての「怒り」があります。

 

高校時代、勉強があまり好きでも、得意でもなく、いくつかの科目でいつも赤点スレスレだった私は、当時の教師に、

 

「どうやったら成績が上がるのか」

 

を聞きに、(恥を忍んで)職員室で行ったことがあります。

 

その時「お前はバカだから」と言わんばかりの、あまりに人を小馬鹿にしたような横柄な態度で対応され、怒り心頭だったのを(いまだに)覚えてます(笑)。

 

その後、たまたま地元に代ゼミが開講し、その衛星放送授業の面白さにすっかりハマってしまい、結果的に成績が圧倒的に伸びることに。で、気づいたことは

 

「単に教師の教え方が下手だっただけ」

 

という単純な事実でした。そして、それは他の科目でも同様でした。


おそらく、代ゼミに行っていなかったから「自分は頭が悪い」と思わされ続け、その呪縛(洗脳)から抜けられずに暗い人生送っていたかも知れません。そう思うと、ゾッとします。

 

おかげさまですっかり呪縛が解けた私はすっかり自信を取り戻し、その後、海外の大学を出て、ワシントンDC、日本、オーストラリア、イスラエルなどの企業や大学で働くことになりました。

 

あれから30年以上経ちましたが、

 

「良い先生との出会いで人生が変わる」

「教育で人の可能性は拓ける」(その逆は悪)

 

という確信は揺るぎなく、現在やっている「Eラーニング」や「オンライン教育」も、最高の教師による、最高の教育を、世界中でいつでも、どこでも受講できるようにするという当時の思いの延長線上にあります。

 

『「怒り」を「使命感」に昇華させる』ことで、人生を前に進ませるエンジンになることを改めて実感します。

 

diamond.jp

ウルトラファストファッションは後出しジャンケンで勝つ

ここ数ヶ月で、身の回りでちらほらと名前を聞くようになった

 

「シーイン(Shein)」

 

のアンテナショップ@表参道に行ってきた。(マイルールとして、面白そうなものやサービスを違う人やソースから3回聞いたら、手を動かして調べてみることにしているので。)


店舗はあくまで見本が置いてあるだけで、実際に買うのはネット経由。

 

シーインは「ウルトラファストファッション」と言われる形態のアパレルで、ZARAユニクロなどの「ファストファッション」などよりさらに超リードタイムが短く、ある意味、下手な鉄砲の如く多品種&少量生産してネットで「展示」し、売れるとなったら怒涛の如く量産するというビジネスモデル。

 

数ヶ月前に見込み生産してリスク在庫を抱えなくてもいいので、ある意味、売れ行きを見て作る「後出しジャンケン」のような商売ができてしまうのでめちゃくちゃ儲かる。さらにユニクロが苦戦しているアメリカでも、めちゃくちゃ受けている。

 

先日、元ソフトバンクGの副社長/COOだったマルセロさんが中南米地域の会長になって自己資金130億円突っ込んでいるそうなので、それなりにポテンシャルがあることは間違いなさそう。


メンズも多少あるけど、いまいち僕が欲しいのがない(ターゲットが違うから当たり前)・・ただ一着1000円ぐらいなので、話のネタに買ってみるのがよさそう。

 

jp.shein.com

Shein