大人の考える技術

若林計志が経営・MBAのフレームワークやマネジメント理論を応用しながら、ビジネス・社会問題を考察します

政治経済社会

「できたこと」より「できなかったこと」が気になる?日本人の自己効力感が低いのはなぜか?

高齢化が進む日本では、元気なシニアがどんどん増えています。一般的には60歳が定年ですが、最近は、60といっても見た目では40代に見えるような人も多く、生物学的に体内年齢もそれに近い人が多いのが実際です。 つまり一昔前の「シニア」=じいさん、…

中東のシリコンバレー テルアビブの実力とイスラエルの現在

2023年2月末に、イスラエルに行ってきました。死海文書を勉強していた学生時代、ヨルダン川西岸地区(WEST bank)占領地区の難民キャンプ等で紛争解決の仕事をしていたNGO時代に続き、20年ぶりのイスラエルですが、今回はビジネスがメインです。 Tel Aviv に…

なぜ公的文書に嘘が書かれるのか?(スリランカ人が名古屋入管で死亡した事件をめぐって)

名古屋の入管でスリランカ人の女性が亡くなった(というより殺した)事件。スリランカにお世話になった私として大変気になっている。 mainichi.jp 毎日新聞は2月5日に外部病院で受けた胃の内視鏡(胃カメラ)の診療記録を関係者から入手した。診療記録には…

二回目の緊急事態宣言を成功させるためにリバースモーゲージ式を活用しよう

いよいよ、首都圏限定で第二の緊急事態宣言が出される方向になってきています。 結局やるのであれば、経済活動へのインパクトが最も少ない年末年始にやるべきでしたが、後の祭りです。 www.jiji.com いずれにしろ、宣言はあくまで「手段」ですから、具体的「…

第二の「緊急事態宣言」報道をめぐる本物とフェイクの見分け方

第二の緊急事態宣言の可能性が具体化してきたが、こういう時に、本物の経済学者やコンサルなら、半年から1年ぐらいのスパンで、緊急自体宣言をした場合のGDPをはじめとしたマイナスインパクトと、その後の経済回復によるプラスの効果を客観的に試算して、定…

新型コロナウイルス終息までの戦略 

先週WeelyOchiaiでコロナ終息へのシナリオという特集をやっていて、下記のゲストが議論されていました。西村康稔(経済再生担当大臣)宮坂昌之(大阪大学免疫学フロンティア研究センター招へい教授)國島広之(聖マリアンナ医科大学 感染症学講座 教授)宮田…

クラスター班に感染者の携帯位置情報というデジタルの武器を与えよ

東京は本日143人の新規感染者のうち92人が感染経路不明という状態だが、ニュースを見ていると、92人のうち、本当に経路がわからないのではなく、積極的に調査に協力しない人(拒否者)が相当いることがわかる。 金曜日夜に駅前の人気ラーメン、そして赤提灯…

社会的コストとメリットのバランス

高齢者の自動車事故も、原発過酷事故も本質は同じで「社会的コスト」と「メリット」の比較で世の中は動いていることを示している。高齢者を運転禁止にするコストよりも、少々の事故が起こっても(ベンサム的な功利主義から)メリットの方が大きいということ…