2013年9月17日(火)のNHK「クローズアップ現代」で、MOOCsの特集がありました。
▼動画とスクリプトが公開されています
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3402_1.html
無料オンライン大学の動きについてはブログでも何回か書いていますが、今度もどんどん加速していくはずです。
http://flowone.blog.fc2.com/blog-entry-108.html
Moocsの主な目的は下記と言われています。
①大学・大学教員の宣伝
②教育格差の是正というCSR的なミッション
③将来的に大学入学審査の要件にするための試験運用
④修了証発行ビジネス(将来的には単位認定して正式にオンライン大化)
⑤人材紹介ビジネス/知的人材バンクの構築(アメリカの世界人材獲得戦略との一環との見方もあり)
⑥ビッグデータ(データをベースにファカリティディベロップメント/教員育成など)
⑦自校の授業内容のブラッシュアップ
⑧企業の寄付講座による収益アップ/大学の魅力度向上
またアメリカ連邦政府のグローバル人材確保戦略(War for Talent)の一翼を担っているという側面もあります。
いづれにしろオンライン教育の無料化への動きは、有料でEラーニングビジネスを行っている会社には脅威に映ります。
私の前職のようにEラーニングをビジネスとして提供してきた会社は、無料化されては困るポジションにあります。ただ、この動きを逆手に取ってもっとビジネスを伸ばす方法ももちろんあります。
この動きは、ソーシャルを初めとしたゲーム業界で起こった動きと酷似しています。
詳細はこのブログで過去に何度もご紹介した通りで、より教えやすく、より楽しく学べるフリーミアム型でプラットフォームを構築すること。ネットのインフラを含めそれを実現できる動きが、どんどん出てきて、いよいよ教育業界も大競争時代に入っていくはずです。