スリランカは武器供与を含む中国の援助により、2009年に内戦を克服したが、その後のラジャパクサ前大統領が主導した「中国債務トラップ」に見事にハマった。
日本の円借款は年利1%以下だけど、中国からの借金の年利は6%以上。なので歳入の95%が中国を含めた借金返済に当てられている。
インドのメディア「ポストカード」は7月27日、スリランカの国の総債務は6兆4000億円にも上り、全政府収入の95%が、借金の返済にあてられていると伝えた。うち中国からの借入は8000億円にもなる。同国財務相は「完済に400年かかる、非現実的だ」と答えた。
こうしてスリランカは経済的にも軍事的にがんじがらめにされていくのかもしれない。なんでもそうだけど、安易に借金してはいけない。
中国がスリランカが借金返済ができないのを織り込んで貸し込んでいたとしたら、金貸しとしては見事だ。(おそらくシナリオ通りなのだと思う。)
日本がスリランカの借金借り換えに協力できないのだろうか。