大人の考える技術

若林計志が経営・MBAのフレームワークやマネジメント理論を応用しながら、ビジネス・社会問題を考察します

結局、ご飯を食べさせるリーダーに人はついていく

ラジャパクサ前大統領時代の異常な中国傾斜から脱却したと思っていたスリランカ。2月の地方選挙で、前大統領派が勝ち、先が見えなくなった。

 

「理想」と「ご飯」を天秤にかけると、多くの人はご飯を食べさせてくれる親方(リーダー)になびく。何か違うと思っていても、明日食べていく食料がなければ、未来はないと思うからだ。理想で人は動かない。

 

逆に言えば、ご飯を食べさせる保証をすれば、少々理念が間違っていても人はついてくる。ただし彼らが自分でご飯が食べられるようになると離れていく。当たり前と言えば当たり前の話。

 

スリランカ、再び中国傾斜(日経新聞 2018-2-23)

 

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