大人の考える技術

若林計志が経営・MBAのフレームワークやマネジメント理論を応用しながら、ビジネス・社会問題を考察します

「ほぼ日」が雑談を重視するのは経営戦略。そのまま真似しても成功しない

業種にもよりますが、「イノベーション」や「おもてなし」を提供価値をメインにしている会社は、意図的に知の交配が起こりやすい環境をつくっています。

 

かつてのソニーに、社員が終業後に集まって勝手に製品のプトトタイプを作れる場があったり、Apple, Googleなどが社屋に遊び場を作ったり、社内食堂に力を入れているのも同じような理由からです。

 

同じコンテクストで、糸井重里さんの「ほぼ日」なんかは、まさにそういう職場なので雑談が多いのだろうと推測します。

 

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会社には

 

「おもてなし」

「効率」

イノベーション

 

という3つの異なる価値観(バリューシステム)が存在しています。

 

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そのバランスの配合は、経営戦略によって大きく異なります。例えば、「効率」を武器としてスケールさせること(規模拡大)を中心目標としている会社では、雑談は無駄以外の何者でもありません

 

したがって、会社の向かっていく方向と、バリューをうまくアラインメントしなければならないのです。