大人の考える技術

若林計志が経営・MBAのフレームワークやマネジメント理論を応用しながら、ビジネス・社会問題を考察します

無人化に進む「おもてなし」コンビニ

AmazonGOが巷で話題ですが、コンビニやファストフード店でボトルネックになってきているのは人材確保とコストですから、無人化の方向に行くのは不可避です。

diamond.jp

どうしても人の接客に対するニーズが高ければ、ホログラフィーで3D的に写すとか、そういう方向にいきます。まずは秋葉原とかで先行して。


すでに人間と機械のハイブリットレジはローソンやイオンとかで稼働していますし、全て機械化するのは時間の問題と言えるでしょう。

 

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マネジメントコントロール的に言うならば、Action Control(行動コントロール)できる仕事は作業が「標準化」できると言うことを意味しており、いずれはアウトソースされたり、AIで機械化される運命にあることを示しています。

 

さらにマシンならば24時間稼働させ続けてもコストが平準化でき、その上代替もききます。したがって、こちらに方向に行かない理由がありません。

 

もう少し考察すると、そもそもサービス業は本質的に3つの方向(効率至上主義・おもてなし・イノベーション)に特化する運命にあります。

 

これまでコンビニやファストフードは「効率至上主義」の代表格でしたが、AIの発展で今後「効率」に「おもてなし」が追加されます。

 

つまり、下手なバイトさんよりも、AIをベースにしたロボットの接客により、人間よりもおもてなしが実現されてしまうと言うことです。アマゾンのリコメンデーションシステムのリアル発展版みたいな感じになるでしょう。

 

flowone.hatenablog.com

 

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おまけ

その後は、より人間的な接客をロボットにさせようとして人間の記憶をロボットに埋め込むことでロボットが人格を持ち、ある日人間に対して反乱を起こす。。。というのが名画「ブレードランナー」の世界です。