ビジネス的なマインドのない人たちに、どう興味を持ってもらうかについて考えさせられるすごく面白いコラムです。
いまや道の駅で商売したり、徳島で葉っぱを売ってガンガン儲けているおじいさんおばあさんは、下手なサラリーマンよりマーケティング的な視点を持っていますし、武器としてスマホやiPadなども駆使します。
なぜならば、売れ行き情報などがリアルタイムで配信されるので、それらのデバイスを使いこなせなないと出遅れるからです。(またおばちゃん達は男性よりも団結力がすごいので、ファミレスでのお茶会からはじまって、LINEなどでもものすごい量の情報が交わされます)
IT音痴だった私の母も商売に使えるからってことに気づいた時から、独学でスマホやLINEやかるーく使いこなすようになりました。
つまり「目的」がはっきりすれば人は変わる(学ぶ)のです。
英語の勉強も同じですが、漫然とツール(手段)を目的として何かを学ぼうとすると大概失敗します。我々の生活は忙しいので、ついつい後回しになるからです。
このコラムのケースですと、地域支援員の人が、
この朝市を通じて(ボランティアじゃなく)具体的な利益を得て豊かになったり、収益で介護サービスを充実するようば成功体験をつめば、問題は解決します。つまりKPI設定を含むマネジメントの問題です。
ただ、そもそも行政サイドに商売的なマインドを期待するのは御門違いなので、学ぶことを学んだらクラウドファンディングなどを使って起業するのが良さそうです。
自分で動いて結果を出せば、山は動く。つまり強制なんかしなくても人が後からついてくるのです。
「私は朝市の業務を行いながら業務の改善を話してきました。最初の半月は、業務を主に実施している地域支援員(行政内での人員)さんと一緒に作業をし、これを変えたらいいんじゃないかと話したりしてました。しかし、地域支援員さんは作業員であり、ビジネスとしての視点を見ることはできず、今までのやり方や業務を変える気がないということに気づきました。それで、本宮行政局の課長・係長と話をしましたが、そこで言われたことは「一切、何も変える必要はない」と言うことでした。地域おこし協力隊で、地域を変える必要はないと言うのです。」