バンコク滞在中に、タイ人経営者から華僑のお金に関する話をお聞きしました。
ご飯を食べながら
「バンコクのタクシードライバーって乗車拒否する人がいますよね」
という会話をしていたのですが、タイではタクシー会社がレンタカー会社みたいになっていて、ドライバーをやりたい人が会社から固定料金で車を借りて商売し、給料は自分で稼ぐ歩合制なんだそうです。
で、実際どういうサービスをするかは実質的にドライバーさんにゆだねられています。
一応、乗車拒否はしてはいけないというガイドラインはあるそうですが、基本的に道が渋滞している所が多いので、行き先によってすぐに乗車拒否されます。
また行き先を告げても、その場所を知らなかったりすることもあります(当然カーナビはありませんので、その時点でアウト)
その上で、どういう人が儲けているかという話なのですが、華僑的の考え方だと、基本的に乗車拒否は論外なんだそうです。というのは、お客さんがくるというのは、お金が入ってくる流れがそこにあるのに、それを断ってしまうことを意味するからです。
お金の流れを分断してしまうと、結果的に自分で自分の運気を悪くしてしまうと考える訳です。
確かにどういうご縁が、最終的にどういう所につながるかは、人間にコントロールできないところもあるので、そういう考え方というか、心構えを華僑は大事にしているんですね。
またタクシードライバーに限った話ではなく、こういう「流れ」を大事にする華僑の教えは人生哲学みたいなもので、派生的に風水などの考え方にも通じているとのこと。
お話を聞きながら、こういう感覚的なものって、実は結構大事だなあと思った次第です。