大人の考える技術

若林計志が経営・MBAのフレームワークやマネジメント理論を応用しながら、ビジネス・社会問題を考察します

スターティングポイント

やっと昨日、AppStore審査にパスし、チャットボット機能を実装したディスカッションアプリをリリースした。一応AIも使えるようになっているけど、しばらくはシナリオベースで自然な会話を成立させるデータをひたすら打ち込む予定。

 

apps.apple.com

 

ああ、ここまで来るのに何年かかっただろう。AI活用のめちゃくちゃ初期段階に立った感じだけど、いろいろ発展させていく第一歩ができた感じ。

先生(1)と生徒等(n)の対話を学習させて、閾値を超えた段階で「先生BOT」を自動生成させようと考えたのは相当昔の話。ただ、なんだかんだとやっていうちに、実現に5年近くかった。

 

ただ、学習データがそれなりに溜まってくれば、音声認識を実装して、スマートスピーカーに応用したり、ペッパー君にも使えるかな、などと夢は広がる。Googleが無料でやっちゃわないうちに、もう少し前に進みたいところ。

 

www.technologyreview.jp

 

それにしても今回はAppleの審査Rejectを乗り越えるのにほんま苦労した(7−8回リジェクトされた)。「これで落とされたら、iPhoneやめてAndroidにしてやるぞ!」と思っていたので、なんとか踏みとどまった。

 

GoogleもいきなりAPIの仕様を変えたりするので、一緒のようなもんだけど、Platformerは立場が強いことを改めて実感。

 

f:id:wakabayk:20200201134707j:plain

chat画面

余談

Anaという名前は、映画「ブレードランナー 2049」に出てくるレプリカント(人造人間)の記憶創造者であるアナ・ステリン博士(Dr. Ana Stelline)からヒントを得ている。機械に人間っぽさをもたせるには、擬似的に本当の人間の記憶を埋め込むのが一番なのだ。SFっぽい話だけど、これは現実化しつつある。

xtrend.nikkei.com