大人の考える技術

若林計志が経営・MBAのフレームワークやマネジメント理論を応用しながら、ビジネス・社会問題を考察します

「敵を味方にする」(マイナスをプラスにする)ビジネス発想法

ビジネスモデルを着想するときの方法で、最近面白いなあと思うは「敵を味方にする」発想。


例えば「眠気」は運転の大敵なので、自動車会社はこぞって、いかにドライバーを眠らせないかを研究している。逆に言えば、「どうすると眠くなるか」について膨大な知見を蓄積しているわけで、それをビジネス化したのが、トヨタの”すぐに眠くなるマシン”「トトネ」だ。


同じパターンで、ビール会社にとって乳酸菌は、ビールの質を下げ、マズくする大敵。だから「敵を知り」とばかり、乳酸菌を徹底的に研究した結果、KIRINはプラズマ乳酸菌の商業化に成功し、めちゃくちゃ儲かっている。


 これらのように、本業にとって本来マイナスや副作用を徹底的に研究していて、そこに価値を見出し、まだビジネスモデル化できていないタネを見つけられたら結構すごそうだ。

 

マイナスをプラスにする発想法。

 

・・と考えて「オンライン学習」においてそれが何に当たるかを思考中。

 

toyotatimes.jp