大人の考える技術

若林計志が経営・MBAのフレームワークやマネジメント理論を応用しながら、ビジネス・社会問題を考察します

極点社会:人口減少で将来、地元岡山の地方都市が多数消滅?

5月1日にNHKクローズアップ現代で放送された人口問題についてに番組ですが、そこで提起されている問題はかなり衝撃的でした。

クローズアップ現代

http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3493_all.html

番組内で紹介されていた

日本創成会議・人口減少問題検討分科会

によると、2040年、若年女性の数が半分以下になる自治体が全体のおよそ5割になるそうです。

90%以上の女性が出産する年齢が20-39歳のため、この若年女性に注目しているのですが、私の実家のある岡山県の数字を見るとかなり深刻。

PDF 日本の将来ver2

人口が5万あたりを切ってくるとコンビニ、スーパーのようなビジネスが成り立たなくなり、どんどん撤退していきます。

病院や行政サービスも維持が難しくなるため大幅に予算が圧縮され、さらに人口減少が早まり、最後には「消滅」してしまいます。

そういえば、先日岡山に帰省した際、ケーキ屋、小僧寿司、本屋などが、薬局、ケアステーション、デイサービスなどにことごとく変わっていたので驚きましたが、きっとこういう動きが加速していくのだろうと思います。

ただ少なくなった若年女性が流入すると言われている東京圏も、地震や火山の噴火リスクがない訳でない(というより、いつ起こるかが問題)ので、ある意味で自然災害によって、東京一極集中という動きに歯止めがかかり、地方への分散が進むこともあるのではないかと考えています。

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週刊メルマガ「大人の学ぶ技術」より

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