大人の考える技術

若林計志が経営・MBAのフレームワークやマネジメント理論を応用しながら、ビジネス・社会問題を考察します

Googleの無料戦略:Firebase Cloud Messaging

これまで、Nifty BackendというmBaaS(mobile backend as a Service)サービスを使って、アプリのPush通知を実装していたのですが、

 

数年前にいろいろな機能を詰め込んだ総合サービスになったと同時に一気に値上げが行われ、Push通知機能だけで使うには、かなり割高になってきました。(総合的に使うなら良いサービスです)

 

そこでGoogleのFirebase Cloud Messaging (FCM)に移行を検討。

 

ちょうどよいプラグインもリリースされ、スクラッチからプログラムを作らなくて良いので、開発コストも抑えられ、バグの検証コストもかなり抑え込める見込みです。

 

それにしても、こんな優れたサービスを無料で提供するとは、Googleもえぐいなあと思います。

 

firebase.google.com

 

Google Analyticsが初めて出てきた時も思いましたが、同種のサービスを有料で提供している場合は、いきなり無料でやられるわけですから、本当に大変です。

 

ただ、天下のGoogleのすべてのサービスでうまくいっているわけではなく、SNSではGoogle+が失敗し、 物販やPayサービスではAmazonに負け、ビデオ会議でもZOOMにかなり先行されています。

 

つまり、どんな企業にも得意分野・不得意分野があるということ。

 

Googleの得意分野で正面対決(Head-to-Head Collision)しても勝ち目はなさそうですが、まだまだ勝てるブルーオーシャンはありますし、コラボできる可能性もあります。