大人の考える技術

若林計志が経営・MBAのフレームワークやマネジメント理論を応用しながら、ビジネス・社会問題を考察します

岡山県真庭市と里山資本主義

週末、所用で地元岡山市から車で北に1時間ほど走った所にある真庭市に行ってきました。真庭(まにわ)は、ベストセラー新書「里山資本主義」(藻谷さんの著書)で、冒頭に詳しく紹介されているエコシティ


里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く (角川oneテーマ21)里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く (角川oneテーマ21)
(2013/09/25)
藻谷 浩介、NHK広島取材班 他

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何がエコかというと、市内各所の製材所で出た木材くずで大型発電したり、公共施設の暖房や温室のボイラーに使ったり、木材ペレットを使うエコ家庭用ストーブを普及するなど、町ぐるみでリサイクルに取り組み、エネルギーを含めた地産地消を成功させています。(産業も出来て若者のUターンも多いそうです)

いまでは海外も含めた視察が押し寄せているので有名ですが、実際に行ってみると田んぼが広がるのどかな5万人の田舎です。ホテルも1軒しかないし。でもみんな結構ハッピーに生活してるんですよねー。

昨日もフジの「新報道2001」でかなりの時間を取って真庭市の特集をしていました。特集されていたパン屋さんに行っていなかったのは痛恨のミス。

(引用)「地域の取り組みが国際競争力を生む仕組みについて、地域エコノミスト・藻谷浩介氏が解説。イタリアではワインの輸出などで日本に対し6000億円の貿易黒字となっており、日本でも農山村や離島の名産が世界に発信できる可能性があるという。「パン屋タルマーリー」の主人は、現在も地元産の大麦やライ麦などを使った商品開発を続けている。「蒜山耕藝」の農家は、小麦以外は売れないことから作付面積を減らしていたと話した。

岡山・真庭市「パン屋タルマーリー」の取り組みを振り返ってトーク小野寺五典は、地方創生は良いものに人が集まることの積み重ねで行われる、政府としても後押しをしていきたいなどと話した。気仙沼市の焼き魚屋「福よし」が震災後に全国の支援を受けて再建した例なども取り上げた。平井文夫は、地方のブランドは各地で育っており、適切な投資で掘り起こす必要があるなどと話した。片山善博は、石破大臣の「やる気も知恵もない地域は支援しない」との発言について聞かれ、高齢化の進んだ産業のない地域に対しても対策が必要などと答えた。」(「新報道2001」 2014年10月5日(日)放送内容

▼タルマーリ

http://tabelog.com/okayama/A3303/A330302/33010205/