「鉄の女」として知られ、英国首相として活躍されたサッチャーさんが亡くなった。
まだ若かりし頃、ワシントンDCのボーダーズ書店で行われたサッチャー氏の回顧録「サッチャー回顧録―ダウニング街の日々」の出版記念握手会に行った事がある。
その頃の私は、まだ彼女の英語がきちんと理解できるレベルになかったが、とにかくスピーチに迫力があって、独特のオーラが漂っていた。握手をしたときにグリップが強く、それが印象的だった。
引退後、世界に先駆けて行われたという落合信彦氏の「サッチャー氏独占インタビュー」が印象的だったので、余計に記憶に残っているのかも知れない。(ちなみにその後、私は落合氏の母校である米オルブライト大学を卒業した。)
昨年公開された映画「鉄の女の涙」を見ると、サッチャーさんの栄光と挫折が良くわかる。晩年は認知症で苦しまれたようだけど、歴史に残る偉大な人だったのは間違いない。
私も何か歴史に名が残せるような事を一つでもしたい。