大人の考える技術

若林計志が経営・MBAのフレームワークやマネジメント理論を応用しながら、ビジネス・社会問題を考察します

ロジカルシンキングは帰納法から始まる

ロジカルシンキングに「帰納法」と「演繹法」があるが、演繹法において前提となる定理も、根本的には経験や事実の積み重ねによる「帰納法」でできている。

 

100年上手くいったことでも、それは「普遍の定理」にはならない。(100年火山が噴火しなくても、101年目には噴火するかもしれないし、これまで安全だった原発も、将来事故を起こす可能性がないとは言い切れないのだ。)

 

ロジカルに考えたつもりでも、それが上手くいかないのは、自分の経験範囲において無意識に帰納法的な「定理」(暗黙の了解)をおいてしまっているから。

 

そこを本来は疑わなくてはならない。