最近使用頻度が一気に増えたZOOMの創業者はCISCO WebEXのプロジェクトメンバー(Vice President)だったと初めて知った。CISCOは普通にいい会社だと思うけど、41歳でWebEXをやめてまで、ZOOMで実現したいことがあったのだろう。
WebEXはWebEXで今でも健在だけど、ZOOMを叩き潰そうと思ったらできたはず。それが起こらなかったのが何故なのか知りたいところ。
ビジネスプランコンテストなんかで最初に突っ込まれるのは
「大手がパクったら、すぐにやられるんじゃないですか」
というポイント。ところがそうならない事例が世の中にがごまんとあるのだ。
例えば、ZOOMの場合、技術的理由というより、WebEXが真似しようとしてもできない(しない)ビジネスモデル上の理由か、組織上の理由があったんだろうなと思う。
(北京によるネット検閲「グレート・ファイアウォール」をパスして中国につながりやすかったという話もある)
それを見越してVCもお金を入れている。
結果は、9年後の今年に大ヒットとなった。
大手がひしめく市場でも、チャレンジャーに常にチャンスはあるのだ。