オランダで始まり、ミシガン大学がリードしている「世界価値観調査(World Values Survey)」という世界レベルの学術調査がある。
これに面白い質問項目があって、
「リーダー(Authorityなので権力者でも良い)が、より尊敬される社会になることは良いと思いますか?」
という質問に対して、日本はダントツに低い。
なにせ賛成が、4.7%しかいない。
ドイツ58.7%
米国 55.2%
中国 41.9%
日本 4.7%
この理由はなんだろうか?
戦後教育によるものだろうか?
一応年齢別に並べられるが、20代でも50代でもあまり結果は変わらない。戦後50年経ったので、戦後教育を受けているという点では一緒だから、差が出ないのだろうか?
権力者=軍部の暴走、悪、庶民の敵、妬みの対象、上から目線
的な発想になっているとしたら、日本は相当深刻な毒を飲んでいる感じがする。
日本人の考え方 世界の人の考え方: 世界価値観調査から見えるもの
- 作者: 池田謙一
- 出版社/メーカー: 勁草書房
- 発売日: 2016/04/29
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