大人の考える技術

若林計志が経営・MBAのフレームワークやマネジメント理論を応用しながら、ビジネス・社会問題を考察します

論理包含とTOCブランチの矢印(→)の違い

論理学で「AならばB」を「A→B]と書く。これはテクニカルには「AがBを包含していますよ」ということを意味している。

ja.wikipedia.org

 

例えば

 

「これはみかんだ」→「これは果物だ」

 

といえば、「みかん」という言葉の中に、「果物」が含まれている。

 

有名な

 

大前提「人間は死ぬ」

小前提「ソクラテスは人間だ」

結論「ソクラテスは死ぬ」

 

もこのカテゴリーである。

 

ややこしいのだが、因果関係も「A→B」で表すことが多い。(「もしAならば、結果としてBである」)

 

この場合、矢印は包含関係ではなく、Aが原因となって、Bが引き起こされているいうCause-Effect の関係を示しており、包含関係ではない。

 

頭の整理のためのコラムでした。