KPIの取り方の工夫は経営そのものであることがよくわかる一冊。
▼設備稼働率をKPIとした場合
(メリット)
1)製品の原価率が下がる
→固定費部分(工場設備や賃料など)が均等割になるので。
→B/S上は資産として計上される
(デメリット)
2)不良在庫が増えてしまう(需要より生産が多ければ)
→倉庫費もかかる
→リードタイムが長くなる
(タイムリーな対応ができない=売り逃がし)
(店は過剰に在庫を持つ必要が出てくる)
→やっと完成したとき売れなければ損になる
*お店も注文したらすぐに来るのであれば、不要な在庫は持たない方が嬉しい。現金で仕入れてすぐに売れれば効率が高い(10日で仕入れた品が売れたら、2割儲かるなら、トイチより良い)
▼需要連動生産方式
「緑・黄色・赤」で在庫を見える化するが、定常的に赤が増えている場合は、在庫の適正量自体を変化させる必要がある。
エンジニアを倍に増やしても、書けるコードが倍に増えるわけではない→むしろ早く完成すれば、キャッシュインのタイミングは早まる。