大人の考える技術

若林計志が経営・MBAのフレームワークやマネジメント理論を応用しながら、ビジネス・社会問題を考察します

知らないからできる(TOC)の読書メモ

KPIの取り方の工夫は経営そのものであることがよくわかる一冊。

 

▼設備稼働率をKPIとした場合

 

(メリット)

1)製品の原価率が下がる

 →固定費部分(工場設備や賃料など)が均等割になるので。

 →B/S上は資産として計上される

 

(デメリット)

2)不良在庫が増えてしまう(需要より生産が多ければ)

 →倉庫費もかかる

 →リードタイムが長くなる

   (タイムリーな対応ができない=売り逃がし)

   (店は過剰に在庫を持つ必要が出てくる)

    →やっと完成したとき売れなければ損になる

 

*お店も注文したらすぐに来るのであれば、不要な在庫は持たない方が嬉しい。現金で仕入れてすぐに売れれば効率が高い(10日で仕入れた品が売れたら、2割儲かるなら、トイチより良い

 

▼需要連動生産方式

「緑・黄色・赤」で在庫を見える化するが、定常的に赤が増えている場合は、在庫の適正量自体を変化させる必要がある。

 

システム開発

エンジニアを倍に増やしても、書けるコードが倍に増えるわけではない→むしろ早く完成すれば、キャッシュインのタイミングは早まる。

 

知らないからできる  既成概念を覆す「0(ゼロ)ベース思考」

知らないからできる 既成概念を覆す「0(ゼロ)ベース思考」