大人の考える技術

若林計志が経営・MBAのフレームワークやマネジメント理論を応用しながら、ビジネス・社会問題を考察します

地元との共存共栄なるか?イオンモール岡山

年末年始に帰省したついでに、岡山駅前にできた巨大ショッピングモールに行ってきた。店舗数は356で、イオンモール幕張新都心と同じ規模、ららぽーと豊洲(180店)のほぼ倍、敷地もイオンレイクタウン(埼玉越谷の日本最大ショッピングモール)の3/5ほどで相当広い。

イオンモール岡山の基本情報

敷地面積  約46,000㎡

延床面積  約250,000㎡

総賃貸面積 約88,000㎡

駐車場台数 約2,500台

テナント数約350店

今回は人も多かったので、1/3ぐらい回って買い物終了。

もともとこのロケーションはトレハロースで有名な林原が経営破綻した際に二束三文で手放した土地。最高のロケーションをよく手に入れたなーと思う。

イオンは今回の出店に当たって地元を出来るだけ敵にしないよう配慮したそうで、確かにウチの近くの道路(かなり遠い)にまで、駐車場のサインを持ったバイトが年末年始にずーっと立っていた。(おそらく交通渋滞がイオンのせいだといわれないため。)

また近くの駐車場や商店街(奉還町商店街/駅前商店街)はWAONで連合を組む形にして共存共栄も模索している様子もよく分かった。

斜め向かいにある高島屋も1Fのテナントに入れている相互協力体制を築いている一方、イオンから5分ほど離れているイトーヨーカ堂とは完全ガチンコバトル状態。セブンアンドアイは以前から地元の天満屋(デパート)および天満屋ハピーマート(スーパー)、表町商店街などと連合を組んでいるので、これからもどうなるかが気になる。

イオンのもくろみ通り地元と共存共栄するのか?それとも根こそぎ客を奪うのか、気になるところ。

http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20141209/1061692/