大人の考える技術

若林計志が経営・MBAのフレームワークやマネジメント理論を応用しながら、ビジネス・社会問題を考察します

MBA流 チームが勝手に結果を出す仕組み

昨日、拙著「MBA流 チームが勝手に結果を出す仕組み」が発売されました。

どっぷりと現場のオペレーションに関わる中で直面した問題、その解決法を「マネジメントコントロール」という学問領域に見いだし、誰にでも分かりやすいようにまとめたものです。

このフィールドの巨人としては、ハーバード大学のアンソニーやサイモンズ、USCのマーチャントなどがいます。日本では一橋大の伊丹先生などが専門書を出されていますし、慶應ビジネススクールで山根先生がコースを指導されています。

ただ日本でももう少しメジャーになってもいい学問だなと思っています。多くのMBAで「経営戦略」は花形科目ですが、戦略の「実行」サイドの科目はそれほどメジャーではありません。「組織行動論」「組織開発(OD)」「組織人事」などとオーバーラップするところも多いのですが、戦略とがっちり連携した形で「マネジメントコントロール」のような科目が扱われると、相当意義はあるだろうと思います。

詳細はこちらで

http://www.flow-one.com/php.html

▼カバーしたトピック(一部)

・昔のようなトップダウンが通用しない理由

・部下が「思考停止」してしまうのは誰のせいか

・「まかせて、まかせず」— 権限委譲する条件

・お金でやる気が低下する

コーチングで退職者が続出(その理由とは)

・マネージャーはメッセンジャーではない

・標準化への道(バラバラにならずに規模を拡大する)

・仕事にゲームを取り入れる(ゲーミフィケーション事例)

・ユニークなKPIを設定する

・環境コントロール:7つのキーポイント

・部下の「守破離」をサポートする

・企業事例(JAL/メガネ21/吉田カバンサイゼリヤ/行政・教育機関

・組織の成長パターン:避けがたいジレンマと克服法

カリスマブロガーのイケダハヤト氏が、新刊の書評を書いてくださっています。

http://www.ikedahayato.com/index.php/archives/21058