大人の考える技術

若林計志が経営・MBAのフレームワークやマネジメント理論を応用しながら、ビジネス・社会問題を考察します

いつかはこない

私の好きな映画に「コラテラル」がある。

映画では 殺し屋ヴィンセント役のトム・クルーズは、まじめなタクシードライバーを人質にして、運転させ、どんどん殺しをして回る。そのタクシーの中での会話のシーンが実に面白いのだ。

ヴィンセントに強要されて、夢を告白させられるドライバー。

「いつかはタクシードライバーを辞めて、高級リムジンを買って運転手になる夢がある」

その言葉にヴィンセントは冷たく言葉を言い放つ。

「人はいつでも"いつか"という。ただ現実は、昼からテレビを見てくだらない時間を過ごている。そして10年後に、鏡の前で、夢を追うには老いすぎてしまった自分を見て愕然とし、後悔するのさ。」

「お前はそのリムジンを買うために頭金でも貯める努力をしているか。そんな事もしていないヤツに夢を語る資格などない。」

いつ見てもガツンとくる映画だ。

いつか、いつか・・・・と言って間に人生は終わってしまう。

ちなみに映画の最後のシーンはグッとくる。


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