興味深いコラムです。要は自由が制限されている仕事をしているとストレスがたまり、それが心臓病死亡率を高めるという話。
経営者は意思決定に対するストレスが高いのは当然ですが、「自由度」は高いので、相対的に心臓病は起こりにくいという推測が成り立ちます。
本文中にアイエンガー教授の著書の引用がありました。
ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジのマイケル・マーモット教授が、数十年にわたって指揮している研究プロジェクト、ホワイトホール研究は、選択の自由度に対する認識が健康に大きな影響を及ぼすことを、強力に実証する」(同書より)
マネジメントコントロール的には、
厳しい「行動コントロール」や「結果コントロール」で自由度が制限される環境に身を置き過ぎると寿命を縮めるので、自由度の高い
「環境コントロール」
が中心の世界に身を置く体制を作りなさい。サラリーマンとしてそうなるためには
「任せられる」
ための信頼度の向上や、そういう環境を選べる会社ににおきなさいということになる。