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MBA流 大人の学ぶ力

MBAのフレームワークやマネジメント理論を応用しながら、ビジネス・社会問題から何が学べるかを考察します。by 若林計志

ウバー(Uber)に乗ってみた感想

久しぶりに米出張だったので、アリゾナ(Phoenix Sky Harbor) 空港からの移動にUberXを利用。 広い空港ターミナルでちゃんとpickupしてもらえるのかなと一瞬不安だったが、Uberアプリに連動しているGoogle MAPのGPS性能がかなり高く、空港にRideShare専用の…

アドバイスを聞くべき相手は誰か

ロバート・キヨサキ氏のベストセラー「金持ち父さん貧乏父さん」のコラムに面白いエピソードが出てきます。 改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本) 作者: ロバートキヨサキ,白根美保子 出版社/メーカー: 筑摩書…

一旦効率が落ちるのを覚悟する(ノコギリの刃を研ぐ)

猛烈に仕事をしていると、人に自分の仕事の全体像を説明する時間がない。 したがって、新しく部下が入ってきても、自分がこなしきれない作業を、パーツ単位でその部下にお願いすることになる。 しかし、全体像が見えず部分的に降ってきた仕事は、部下にとっ…

怪しさの谷を越えた? ビットコインとエクスポネンシャル成長カーブ

ビックカメラなど26万店で今後ビットコインが普及していくというニュース。 www.nikkei.com シンギュラリティ大学で教える「エクスポネンシャル成長カーブ」で、ビットコインは2つ目のD=「deception」のステージを終えた感じになってきた。 言い換えれば「…

ウバーとヤマト急便の協業は可能?

本日UberEATS(ウバーの出前版)を利用して中華を配達してもらいました。 GoogleMAP上でリアルタイムで出前バイクの兄さんが家に近づいてくる様子が見えるのはなかなかエキサイティング。 やっぱりこういうのは、体験してみるとリアリティが違いますね。(途中…

不自由さの中に創造性が育まれる(行動コントロールの応用)

従業員が行うことのできる行動に著しく制限を加えることで、予想通りの結果を導くことを目的とする「行動コントロール」というマネジメント手法があります。 作業マニュアルなどがこれに当たりますが、一見クリエイティビティを阻害するかに見える「制約条件…

マーケティングにおける「環境コントロール」の例

マネジメントコントロールにおいて、戦略目標達成のために、スタッフに人事的&文化的な施作を講じるのが「環境コントロール」だが、これはマーケティングにも応用できる考え方だ。 言ってみれば、間接的に顧客に影響を与え、思惑通りに誘導するのである。 …

マネジメントコントロール(MC)の歴史と発展

戦略を実行に落とし込むための「マネジメントコントロール」という研究分野があります。 この世界の重鎮と言えば、ハーバードビジネススクールで長年教鞭をとったロバート・アンソニー(Robert Anthony)です。アンソニー教授は2006年に逝去されており、同僚…

言い出しっぺだからお前やれ 責任はもちろん全部お前?

知り合いから紹介してもらったサイトより。こんな会社にこそマネジメントコントロールが入ると変わるんだけどな。ーーーー役員「売上上げろ」 営業部長「売上上げる案を上げろ」 営業課長「売上上げる案を上げろ」 営業平 俺「こういう案はどうでしょう」 営…

リードタイムの短縮により予想というボトルネックを解消するのが本質

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ユニクロのリードタイムについての気になる記事。 予想システムやAIなどを駆使しなくても、実直にバリューチェーン上のボトルネックを潰して、納期までのリードタイムを極限まで短くすれば、在庫を減らしてキャッシュフローが改善が可能になります。 理由は…

東京ディズニーリゾートのムスリムシフト

新宿高島屋にイスラム教徒向けの祈祷室が新設されていて、オリンピックシフトがすすんでいるなと感じます。 そういえば、先日テレビで浅草のハラールカフェ「SEKAI CAFE」の取材映像が流れていました。 カフェにいるマレーシア人やインドネシア人のイスラム…

測ることは「目的」を設定すること

周囲からのプレッシャーという意味を指す「ピアプレッシャー」。 うまく使うとモチベーションが上がりますし、失敗すると一気にやる気がダウンします。 例えば、部下が上司の視線を背中に感じながらうまく仕事をやり遂げる事は、成長につながります。さらに…

コワーキングスペースでイノベーションを促進する

先日訪れたYahoo!のコワーキングスペース「Lodge」。 赤坂プリンスを潰した後にできたピカピカの「東京ガーデンテラス」にある。かなり快適&しばらくはタダで使えるそうなので、赤坂方面でアポがあるときは、また寄ってみよう。社食っぽいところも利用でき…

「大統領令」の3つのタイプ

トランプ大統領関係の池上彰さんのニュース解説特番で 「大統領令」 について「これは法律ではなく、行政機関向けの命令であり、ランクがいくつかある」と解説したので、ちょっと調べてみた。 結論的には、大雑把に下記の3つの「大統領令」がある。 Proclam…

トランプ大統領の400倍排外主義の日本の難民問題を考える

トランプ大統領が難民受け入れを一時中止したことで、スタバやアップルが難民雇用の声明を出したり、逆にそれらの企業の不買運動が起こるなど、いろいろ物議を醸しています。 翻って我が日本をみると今回のトランプ政権よりも、400倍排外主義的なのが現実で…

こんなシニア転職は失敗する(気をつけるべきこと)

シニアの転職と教育についてちょっと調べていますが、大企業で身につけたスキルを、伸び盛りのベンチャーや中小企業が求めているケースは結構あります。 ところが転職してすぐにクビになるケースもかなりあります。 理由は ー「普通の会社では・・・」みたい…

築地の豊洲移転問題の「論点」

築地市場の豊洲移転を巡って迷走中の東京都ですが、そもそも移転する必要は本当にあるのでしょうか? というのも、築地の取扱量はこの15年ぐらいでも30−40%ダウンしているからです。 その理由として、 「施設の老朽化」「経営者の高齢化」「食文化の…

ニーズを聞き出すために、仮説や情報をぶつけてみる

Open Questionで相手のニーズを聞き出すのは結構ハードルが高い。したがって、まずは情報を当ててみて、そこから芋づる式にニーズを探り当てたほうがよいということがわかる。 「『わたしに何でも聞いてください』とチャットボットに問いかけられても、ユー…

無人化に進む「おもてなし」コンビニ

AmazonGOが巷で話題ですが、コンビニやファストフード店でボトルネックになってきているのは人材確保とコストですから、無人化の方向に行くのは不可避です。 diamond.jp どうしても人の接客に対するニーズが高ければ、ホログラフィーで3D的に写すとか、そう…

交渉術とマーケティングの共通点(マレッジブルー)

相手に「商品」を売るのがマーケティング、「アイデア」を売る(受け入れてもらう)のが交渉術 と考えれば、マーケティングと交渉術で使えるスキルやコンセプトはかなり共通するものがあるのがわかる。 たとえば、マーケッターの神田昌典さんが世に広めた 「…

成長率11倍!ボトルネックで読み解くvユニクロの減速とGUの快進撃

MBA

何かといつも立ち寄ってしまうユニクロですが、 2016年度の決算(決算期:2016年8月)は、増収減益でした。 ▼Yahoo! ファイナンス:(株)ファーストリテイリング profile.yahoo.co.jp 特に国内の成長率は対前期比3%で成長が鈍化し、純利益は半減とのこと。5…

モチベーションが上がる評価制度をつくるのは可能か?

MBA

突然ですが、みなさんは人事評価(人事考課)でモチベーションが上がったことはありますか? 残念ながら私にはほとんどそんな経験はありません。(むしろその逆でした) そこで大変革期を迎えつつある「人事評価システム」の潮流について少し調べてみました…

破壊的イノベーションが「起きない理由」と組織成長マネジメント

MBA

言わずと知れた「イノベーションのジレンマ」のクリステンセンの講演録ですが、組織マネジメントの観点から面白い示唆が含まれています。 bizzine.jp この講演録でクリステンセン氏は、イノベーションのタイプを 1)「破壊的(disruptive)イノベーション」…

ビジネスチャンスの見つけ方の定石

MBA

雑誌やコラムで「ビジネスチャンスの見つけ方」がいろいろ語られる のですが、要約してみると下記の3ステップになります。 1)お客さんはどんな問題を持っているか2)その市場がどのぐらい存在しているか3)自分にその問題を解決できるソルーションはあ…

”デジタル眼”を手に入れつつあるリアル研修(ブレンディング学習の進化)

eラーニングアワード2016で、今回一番印象に残ったのは「ブレンディング学習(リアル×Eラーニング)の進化」でした。 これまでいわゆる「研修」と「eラーニング」は違うもの、もしくは対立概念として捉えられることも多かったのですが、それがここにきて急激…

eラーニングアワード2016 雑感

eラーニングアワード@御茶ノ水に参加。 知っている人が講演していたり、よく知っている会社の最新事情がわかったりして面白い。 なんとなく前職ではグロービスさんはライバル的な存在だったが、今はニュートラルに注目している会社の一つ。 今日のプレゼン…

「学習する組織」に対する恐れを捨てるのが第一歩

多くの会社って本当に「学習する組織」を望んでいるんでしょうか? それを考えさせられる記事です。 mirai.doda.jp 通常の会社が規模を追おうとするとき、業務を標準化して一気にスケールさせる方が目的に見合う場合が多いのではないでしょうか? たとえば採…

部下に仕事を丸投げして、ダメ出ししてもいい条件?

電通で新入社員が過労死する痛ましい事件が起こった。 www.itmedia.co.jp 一連の報道を見ていると、問題の本質は、残業時間が長いとか短いという点ではなく、 「部下のレベルに応じた指導をするのが上司の役割である」 ということを直属の上司や部長が明確に…

データ分析で変わる通信教育 ベネッセの次の一手

データ解析で教育も変わる。 派遣社員による個人情報漏えいや、原田さんの一件ではしばらく大揺れしていたベネッセだが、こういう仕組みを進研ゼミ+などにどんどん投入すれば、まだまだ伸びしろはある。 app-review.jp 「今回のビッグデータ分析によって、…

Eラーニングと転職サイトの融合「LinkedIn Learning」

リンクトインが就職/転職希望先と、自分の経歴/プロフィールをベースに、そのギャップを自動的にアルゴリズムで測って、最適な学習プログラムを提案してくるというサービスを開始する。 jp.techcrunch.com 今後このような流れが加速するのは間違いない。 …

トヨタに学ぶ評価制度:失敗やリスクを取ったことを評価する

トヨタの評価制度運用に関する豊田章夫氏の素晴らしいコメント。 「トヨタ社内には『方針シート』と呼ばれる自己申告型の目標設定用紙があるのですが、これは自分で目標設定をして、後で本人が自己評価します。そうすると自己採点が5段階の一番上である◎に集…

Not all pretzels were created equal

お台場(ダイバーシティ)にあるプレッツェル屋「アンティアンズ(AA)」でパチリ。 "Not all pretzels were created equal"というロゴが目立つ。 *意味的には、 「すべてのプレッシェルが平等に作られている訳ではない=ここのプレッシェルが最高」 となる。…

新しい問題解決法(問題解決2.0とは)【大人の学ぶ技術】

こんにちは。フローワンの若林です。かなり久々のメルマガです(^^;)先週土曜日は、首都大学東京の公開講座で「新しい問題解決法」についてクラスを開催しました。 www.ou.tmu.ac.jp 内容は論点を細かく分解していく従来の「ピラミッドストラクチャー型」の…

問題解決手法の新しい潮流としてのTOCfE

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6日間がっつりTOCfE(システム思考の一種)のファシリテーター認定トレーニングを受講。 ピラミッドストラクチャーやMECEを駆使する従来(バーバラミント系)の問題解決(PSA/Problem Solving Approach)と共通点はあるものの、一つの原因が結果を生み、それが…

社内コンフリクトの原因と解決:会社を動かす3つの力を見極める

本コラムの POINTS ❶社内コンフリクトの背景には、3つの力が働いている❷成長に伴い3つの力のバランスが崩れることで、会社は迷走する❸今後、企業は「統合戦略」か「アンバンドリング戦略」の選択を迫られる 1、3つの業務タイプ 「かつてイノベーティブな…

なぜなぜを5回繰り返しても真因はわからない。アドラーに学ぶソフトな問題解決

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フロイトやユングと並び「心理学の三大巨頭」と言われ、 「道はひらける」「人を動かす」(カーネギー)「7つの習慣」(コヴィー) などの名著に多大な影響を及ぼし、 精神科医ながら、アウシュビッツ強制収容所に収監され、奇跡的に生き延びた体験をもとに…

オペレーションこそが経営戦略

4月7日、セブンの鈴木会長が退任するニュースがでて世間を騒がせましたが、その背景の一つに、「ヨーカ堂の過剰在庫100億円を伊藤家に買い取って欲しい」と、鈴木さんが打診したことが背景にあるようです。 business.nikkeibp.co.jp 記事によれば、ヨーカ…

「対立する人」(敵)を「問題解決の仲間」に変える交渉術

交渉上の細かい条件でもめている場合、本来のゴールに立ち返ることの大切さを考えさせてくれる良いコラムを発見しました。 「東レ:市場は後からついてくる」(Diamond Harvard Business Review Oct 2015)には、ユニクロと東レが、どのような交渉をベースに…

オンラインコミュニティ運営の基礎スキル

実際にオンラインコミュニティを運営する際、もっとも基礎になるポイントをいくつかご紹介します。 要はには各メンバーが安心して発言できる「場」をいかに構築するかという話であり、リアルの会議や研修でも基本的に行うことはかなり共通しています。 1、…

シャープとホンハイ(鴻海)の交渉術  「交渉は交渉が成立しないでも良い方が有利」

鴻海によるシャープの買収交渉ですが、最後の段階で偶発債務(将来発生しかねない債務)の問題が出てきて、ごちゃごちゃしましたが、最終的にシャープ側が折れる感じで妥結しそうです。 鴻海、30日に取締役会 「シャープ買収案を議論」 (2016/3/28 2:00) www…

雪かきでゲーミフィケーション

こういうゲーミフィケーションは本当に面白い。 さらに雪かき労働の対価をAirBnB の宿泊費に変えられたら、どうせ地元でご飯も食べるから地方経済も盛り上がり、雪かきも行われ、その上運動もできてしまう。 「交通費+宿泊費無料で、長野雪かき1日ツアー」…

英語はエリアを絞って学習するのがベスト

下記の五郎丸選手の記事は考えさせられる。 具体的な目標があった上での英語学習なら、そんなに苦にならないはずなので、義務教育も専攻別に特化すれば結構うまくいくかも。 ビジネスマンにとってMBA英語よりも、セサミストリートの英語のほうが聞き取りにく…

相手に合わせないリーダーシップは逆効果

「レッドクリフ」の長編映画監督として有名な巨匠ジョン・ウーは、作曲家に音楽を頼む場合、 「今回の映画において何を表現したいのか」 「映画において、音楽はどんな役割を果たすべきなのか」 といったコアコンセプトを滔々と話すが 「どんな音楽にしてほ…

スリランカの中国資本によるレバレッジ作戦

コロンボ市内の北のほうに、中国が海を埋め立てて建設を計画している 「ポートシティ計画」 がある。汚職と中国べったりだった前大統領のラジャパクサ氏時代に合意され、埋め立て地にチャイナタウンやカジノをつくるこの壮大な計画は、現職のシリセナ大統領…

「解決思考」と「批判思考」の狭間

欧米の大学では1年目に「クリティカルシンキング」とか「クリティカルリーディング」の重要性が何度も教授の言葉に出てくる。(僕の大学でもそうだった) 意味的には 「君たちはもう大学生なんだから、教科書に書いてあることを単に鵜呑みににするのではなく…

グローバルという働き方

最近、企業のグローバル研修をお手伝いする事があるが、その一環で海外関連会社でのインターンを経て帰ってきた方のコメントが面白かった。 その方曰く、 「海外では、上司でも部下でも自分の仕事のスタンスや方法を主張しなければ相手に理解してもらえない…

正規と非正規の間を埋めるミスターミニットの「スマホ画面修理サービス」

ミスターミニットがiPhoneの画面修理をはじめたそうで、写真をパチリ。 ご存知の通り、スマホの画面は大きい。結果的に落とした時の角度が悪いと簡単に画面にビビが入ります。 電車などでバリバリに割れた画面のスマホを操作している人をよく見かけますが、…

自由度が高いほど健康寿命は延びる

興味深いコラムです。要は自由が制限されている仕事をしているとストレスがたまり、それが心臓病死亡率を高めるという話。 経営者は意思決定に対するストレスが高いのは当然ですが、「自由度」は高いので、相対的に心臓病は起こりにくいという推測が成り立ち…

「衆人環視」型のマネジメントコントロール事例

近所に駐車していたダンプカーの文言が面白かったのでパチリ。 こう書くことで、ダンプカーの運転手は、ある種の「衆人環視」の元に置かれるので、下手な運転ができなくなる。 ウェイバーの「プロ倫(プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神)」では、…

非正規公務員の問題は深刻化

私の知り合いも、長らく市役所で臨時職員をやっていたが、ジョブデザインをちゃんとしないと、スタッフに取っても、市民に取っても誰もハッピーにならないなと思う。 人口動態的に財務状況は良くならないのを前提にすると、少なくともITゼネコンに丸投げしな…